新耐震基準とは
「マンションを買うなら新耐震基準のマンションを買いましょう。」
よく言われることですが、新耐震基準とはなんでしょうか。そして旧耐震基準との違いは何なのかを知っておく必要があります。
また、新耐震基準は1981年6月以降の建物が対象とされていますが、1981年6月以降のマンションでも新耐震基準でない物件は多数あります。
どのようなマンションが新耐震基準でないのかを知っておきましょう。
旧耐震基準
- 震度5強程度の地震でも建物が倒壊しない
- 破損したとしても補修することで生活が可能
新耐震基準
- 震度5程度の地震の際には建物が壊れない
- 震度6程度の地震でも建物が倒壊せず、中にいる人の安全を確保する
新耐震基準の落とし穴
「新耐震基準」が適用されたのが昭和56年6月だが、例えば、昭和56年10月築のマンションは新耐震基準の建物かというとそうではない。マンションは比較的小さな建物であっても施工期間が1年以上かかる。仮に施工期間2年とすると、昭和56年10月 - 2年 = 昭和54年10月施工開始となる。
「新耐震基準」は昭和56年6月1日以降に、「建築確認申請が出された建物」であることなので昭和55年10月施工開始の物件は新耐震基準の対象外となる。
